2025.08.15
精密な手仕事が生む美しい形状 ― 「鎧(よろい)」部品の製作工程
三和式ベンチレーターの防爆型先端ベンチレーターには、外装部として**「鎧(よろい)」**と呼ばれるパーツが使用されています。
鎧は、装置の周囲を覆い、構造体の強度と安全性を高めるための重要な部品です。
製作は、一枚の金属板から始まります。
職人が専用のロール機を用い、板を丸く成形していく工程では、折り目(コマ)を正確に入れることで強度と美観を両立させています。
担当者によると、「3箇所のロール加工を手作業で行い、均一に仕上げることがポイントです」とのこと。
続いて行われるのが「菊絞り(きくしぼり)」と呼ばれる作業。
鎧の上部に波状の模様を加えることで、デザイン性と剛性を高めます。すべての工程が熟練職人の手によって進められ、最終的に下塗り塗装を施して完成します。
細部まで丁寧に仕上げられた鎧は、機能美と職人技の融合。
安全性と美しさを両立する三和式ベンチレーター製品の象徴といえます