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2025.05.30

屋根形状に合わせた精密な設計 ― 袴(はかま)仕様の水切り加工技術

三和式ベンチレーターでは、屋根換気装置の設置環境に応じて、標準サイズ仕様に加え「袴(はかま)仕様」の特注設計にも対応しています。
今回紹介するのは、屋根との取り合い部に設ける水切り板「袴(はかま)」の製作工程です。

標準では幅280mm程度の水切りが一般的ですが、屋根勾配が急で鉄板との距離が近い場合は、雨水の侵入を防ぐために特注で延長加工を行います。担当者によると、「水切りを長くすることで雨の入り込みを防ぎ、耐久性と安全性を確保しています」とのこと。

展開図をもとに板材を加工し、角度や立ち上がりを調整するこの作業は、職人による手作業が中心です。切断は専用機械で行いますが、取り付けや微調整は人の感覚に頼る部分が多く、経験と精度が求められる工程です。

屋根ごとに異なる勾配や取付条件に対応しながら、現場環境に最適な製品を実現する——。
こうした細部へのこだわりが、三和式ベンチレーター製品の品質を支えています。

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