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2025.06.27

安全を守る技術 ― 防爆型ベンチレーターの製造現場より

三和式ベンチレーターでは、火災や爆発の危険がある環境に対応するため、防爆型ベンチレーターを自社工場で製作しています。
防爆とは、可燃性ガスや粉塵などが存在する環境で、火災や爆発を防止するための技術仕様を指します。消防法に基づく規定により、一定の施設では防爆仕様の換気装置を設置することが義務づけられています。

防爆型ベンチレーターは、主にガソリンスタンド・化学プラント・塗装ブース・一般工場の溶剤使用エリアなど、火気リスクの高い現場で使用されます。
通常の換気扇と異なり、密閉構造のモーターとファンを採用し、万一内部で爆発が発生しても被害を最小限に抑えるよう設計されています。

製造は約8割が手作業で行われ、熟練職人が一つひとつ丁寧に加工。
「折り曲げやロール加工など、細部の成形は職人の経験と技術が不可欠です」と担当者は語ります。

高度な安全性と職人の精密な技術が融合した防爆ベンチレーターは、
三和式ベンチレーターが誇る“人と環境を守るものづくり”の象徴です。

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