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2025.10.17

溶接後の美しさを保つ ― 焼け取り作業の技術

三和式ベンチレーターの製品は、機能性だけでなく、美観にもこだわりを持って製作されています。
その仕上げ工程の一つが、**「焼け取り」**と呼ばれる作業です。

焼け取りとは、溶接時に発生する焦げ付き(酸化被膜)を除去し、金属本来の光沢を取り戻すための工程。
専用の焼け取り機を用いて、電解反応により酸化膜を水素分解しながら除去していきます。
作業中にはみるみるうちに黒い焼けが消えていき、滑らかな金属表面が現れます。

担当者は、「強く当てすぎると白くなってしまうので、適度な力加減が重要です」と話します。
同じ場所を何度も処理すると、表面の仕上がりにムラが出てしまうため、手作業による繊細なコントロールが求められる工程です。

この丁寧な仕上げが、製品の美しさと品質を支えています。
見えない部分にも職人の技が息づく――それが三和式ベンチレーターのものづくりです。

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